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AIBO? partner? fellow? |
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June 3rd ,1999 - 2:35 |
Sonyのロボット犬、AIBO(アイボ)が6月1日に Internet上で販売開始、20分で完売したという。1匹(やはりこういう数え方が正しいのだろう)25万円もする、何の生産性もない物体が、わずか 3,000台限定とはいえ、アッという間に売り切れるのを見るにつけ、「ホントに今は不況なの?」という疑問というか、「そんなモンにお金をつぎ込んでどーすんの?」という心配が顔をもたげる。
# つーか、オレもホントは欲しかったんだが...。
18個の関節、タッチセンサー、加速度センサー、音階認識、CCDカメラによる物体補足、メモリースティックによるプログラマブルな挙動(?)といった特徴を持つ。更に Sonyが戦略的に開発中の「アペリオス」が OSとして稼働する。アペリオスは将来、Windowsを叩きつぶすことを目標とした Sony独自の OSであり、メモリースティックとともに、製品に搭載するのはこれが初めてかも。
実際、ムービーを見ると煮えたぎってくるのが分かる激しい物欲衝動を生じさせる、「ほしー!」と思わせるその愛くるしい挙動は、脳髄を混乱させるという意味に置いて十二分に危険である。
死なない、うるさくない、電源を切れば放っておける、餌をやらなくて良い、フンの始末に困ることがない等々、現代人の恐るべき無精精神をことごとくクリアするその愛玩犬は、よくよく考えると実に気持ちが悪いとも言える。いや、AIBO自体が気持ち悪いのではない。それを創り、欲し、買い、飼う人々が、だ。
しかし、こうも言える。
犬に限らずペットを飼うというのは、基本的には人間のエゴだ。よって、AIBOのような存在は動物に対する人間のエゴを少しでも和らげるために生み出された人間の良心なのかも知れない、
実は。
[参考]
AIBO / Sony
http://www.world.sony.com/ robot/
# でも、米国向けの 2,000匹はまだ飼い手が見つからないみたい(^_^;。
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