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2 hot |
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July 19th ,1999 - 4:57 |
下のアーティクルで取り上げた「STAR WARS エピソード1」を観に行く前日、「エピソード1はどうせ混んでいるだろう」という予測の中、他の映画を観に劇場に足を運んだんだけど、まぁ、そのなんつーか、「どっちがオススメ?」と言われれば、間違いなくコッチの映画を推すね。 オレ的にはコッチの映画の方が全然興奮した。それが、サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの2大俳優が知力を武器に激突する映画、「交渉人」だ。
原題は "The Negotiator"。似たような名前の映画が多いんで、配給会社もタイトル付けるのに苦労するね(笑)。
交渉人とは、人質のいる事件において、犯人を説得し、宥め賺し、人質を傷つけないように犯人に行動させる「交渉」のエキスパート。ダニー・ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)はシカゴ警察で最も腕の立つ天才的な人質交渉人。ところが、ある晩に彼の相棒から警察内部で起きている横領事件の実体を聞かされる。ローマンがこの事件を追おうとした矢先に相棒は何者かの手によって殺され、更にローマンには横領事件と相棒殺しの嫌疑が掛けられてしまった。しかも状況証拠は全てローマンが犯人であることを物語っている。彼はハメられたのだ。そこで彼は驚くべき行動を取る。何と、横領事件の容疑者と思われる人物を人質に取り、ビルに立てこもったのだ。そして、彼はもう一人の天才的な交渉人、クリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)を呼べと要求するのだった...。
うむむ、凄いよ、この映画は。ドイツもコイツも気持ち悪いくらいにピタリとハマっているキャスティング、息をのむシナリオ、絶妙なセリフ、舞台設定、そして驚きのエンディング。
ジャクソン vs スペイシーの息をも付かせぬ知力戦で発せられる熱量は、エピソード1のライトセーバー戦よりも数段高い。劇中はとにかくずっと身を乗り出して観てたね。眠気を誘うエピソード1とは対照的だ(苦笑)。一見、ムチャとも思われるが実は計算して行動するローマン。相手を牽制しつつ、クールに、しかし穏便に事件を解決しようと努めるセイビアン。くーっ、カッチョ良い。久しぶりにググッっとくる男どもの熱いドラマ、ここに極まれりって感じだ。
今が観に行くチャンスだ!「エピソード1」が見限られて「交渉人」に人が雪崩れ込んでいない、今が!(笑)
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