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look, watch, hear, read and rape me! |
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December 22nd ,1998 - 12:10 |
このページの下に張られているリンクに "ReadMe! Japan"というものがある。まぁ、読んで字のごとし、自己顕示欲の強い連中が集まって、「自分を見てくれ」と互いを慰め合う露出狂が集うサイトである。バナーはないが、「日記猿人」というのも同じような趣旨のサイトだ。多かれ少なかれ、Internet上に個人でページを持とうなんてヤツは、自己顕示欲の強いヤツと相場は決まっている。オレだって、直接的に人の注目を浴びるのはキライだが、こうやって間接的に人から見られ、しかも(日本語が読める読めないはともかく)世界中に向かって発信し、自分の意見を好き勝手にホザくのは、やはり気持ちのいいモノだ。これは心理的な一種の自慰行為なんだろう。
カウンタってモノを考えたヤツは、よほど自分のことが好きなやつに違いない。カウンタが上がれば注目を浴びているということを実感するし、おまけに自分の注目度を数値として他の連中に見せびらかすことが出来る。カウンタをつけているページの作者は間違いなくナルシストだと断言できる。そういう連中は(オレも含め)あまり信用できる人間ではない。
このページのカウンタ(siteflow.com)の機能の一つとして、アクセスログというのがある。そのログにはこのページを見る人が、どこでクリックして、このページにたどり着いたのかという情報がのっかっている。つまり、どこでクリックされてここに来たのかが分かるのだ。これは自分のプライドが擽られるデータである。どこかで「クリック」されたということは、自分のあずかり知らぬところで「リンク」されているということだからだ。つまり、自分が(良くも悪くも)注目されている証拠なのだ。
このページは過去に2度、バブル的、集中的にカウントが跳ね上がったことある。1度目はフジの菊間アナが落ちたことについて書いた時だ。とある掲示板で軽い気持ちで(だが確信犯的に) URLを載せたところ、アレヨアレヨという間にカウントが加算されていった。この時ほど、ワイドショーとかその手の雑誌をバカに出来なかった時はない。一般大衆は人の不幸が大好きなのだ。そして、それを食い物にしている連中が如何に潤っているかということも理解した。芸能ニュースに出ている連中は唾棄されるべき人種だが、それでもその仕事を辞めない裏にはこんな事情があったワケだ。
そして2度目はこちらが意図していなかったときに起きた。
このページは、およそ1日に 5〜15ヒットする。リロードの回数がどういう風にカウントされるのかは分からないので、実際に何人の方々が来ているのか、ホントのところは分からないが、まぁ、大体そんな感じでカウントの数値が上昇している。ところが、その日だけは1日で 50近いヒットがあった。「何だこれは?」と思い、アクセスログを調べてみた。すると、とあるページから訪れている方々が異常に多いということが判明した。早速、そのページに飛んでみると、そこは ReadMe!に登録しているページの感想・批評を行っているページで、ReadMe!のヒット率でも上位に位置するページであった。
このサイトがすごい!ReadMe!おすすめサイト
http://www2c.biglobe.ne.jp/ ~hosoda/
そのページが上位に食い込んでいるのは、たぶん、そのページの作者の毒舌的なページ批評の面白さに加え、「自分のページはどういう風に批評されるんだろう?」という期待と不安に入り交じった他のページ作家が多数出入りしていることが相乗効果として現れている結果だろう。そのページの作者は、そういったことを計算に入れて、ページを運営しているに違いない。ゼッタイに確信犯だ。もっとも、それを維持するパワーには驚きだが。
ページ作家はナルシストだが、同時に人からも見られたいと思う露出狂でもあり、そして常に自分に対する評価を求め続けている。そのページのヒット率がすべてを物語っている。カウンタと一緒に、「ご意見・ご感想をください」と書かれたメールのリンクがあった場合、そのページ作家は 100%、そういう人物である。
そして、カウンタや自分へのメールのリンクがちゃんと整備されているページほど、通常、「ご意見・ご感想を」書くほどの内容はない。
そこで、今回はこれを実証するために、ちょっとした実験を行ってみたいと思う。如何に、ページ作家にはナルシストで露出狂が多いのかを知るための実験である。
先の "ReadMe! Japan"や「日記猿人」にはページ更新通知という機能があって、ページを更新した時にこちらから通知を行うと、「最新更新ページ情報」みたいなページに自分のページの紹介を載せてもらえる。で、そこには一言コメントを載せることが出来、「大体こんな内容が載ってます」というのを添えておくことができる。自分の経験から考えると、そのページは(自分のページをチェックするために)ページ作家が多数訪れるはずだ。
そこで、少々、確信犯的にその一言コメントを書いてみる。これでいかにカウントを上げたいと考えているナルシストなページ作家が多いのかが分かるって寸法だ。これをアップする時のここのカウントが、1062だから、これから数日間のカウントの上がり方に注目して欲しい。ちなみにコメントは以下の通り。
アクセスカウンタは如何にして跳ね上がるのか? 著者の経験を語る。
...ウソはついてないよね?
ちなみに、これで(ここの)カウントが跳ね上がったら、世の中に如何にナルが多いのかという事実が判明するのと同時に、「著者の経験」が更に一つ増え、そして上で言っていることがウソではないということが、文字通り「目に見えて」ご理解できるはずだ。
...さらに、こういうことでカウントを稼ごうとする人物が、如何に狡賢い考えの持ち主であるのかということも判明するだろう。
それって、この場合、オレのことだが。
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