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#75 / November, 2003
  The End of the MATRIX   ↑
このアーティクルへの直リンク November 8th, 2003 - 16:27 ↓


1999年から始まった一連の MATRIXシリーズが、今回の THE MATRIX REVOLUTIONSで終了する(ゲームとして THE MATRIX ONLINEが控えているが)。


THE MATRIXでは、その歴史に残る銃撃戦と、そのストーリーで、
THE MATRIX RELOADEDでは、その歴史に残るカーチェイスと、その謎で、
我々の心を鷲づかみにした。


今回の THE MATRIX REVOLUTIONSでは、その革命的な映像と、その全ての謎を帰結させるエピソードで、幕を閉じる、、、はずだった。


とりあえず何も言うまい。彼がこう言っているではないか。

"Unfortunately, no one can be told what the Matrix is. You have to see it for yourself. " Morpheus - THE MATRIX

己の目で確かめて欲しい。


4年間、楽しませてくれてありがとう。いい夢を見させてもらった。我々もそろそろ、ジャックアウトする時を迎えた。


[参考]
official
THE MATRIX / Warner Bros.
http://whatisthematrix.warnerbros.com/

IMDb - The Internet Movie Database
THE MATRIX
http://www.imdb.com/ title/ tt0133093/
THE MATRIX RELOADED
http://www.imdb.com/ title/ tt0234215/
THE MATRIX REVOLUTIONS
http://www.imdb.com/ title/ tt0242653/


  Google meets Microsoft   ↑
このアーティクルへの直リンク November 8th, 2003 - 0:31 ↓


Microsoftが、検索エンジンで有名な Googleの吸収を画策しているという話が持ち上がった。


Google、合併の可能性も含めMSと交渉か / 2003.11.1 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0311/ 01/ nebt_12.html


「ポータルこそ webの未来」と喧伝されていたその昔、Googleはその強力な検索技術を伴って、混沌とした webの世界に登場した。「自分の求めている検索結果にたどり着く」「非常に精度の高い検索エンジンがある」 webコミュニティによる口コミで、瞬く間にwebサーファーを虜にしたその強力な検索技術は、「ポータルこそ webの未来」と賢明にマーケティング展開を掛け、ユーザのための玄関(ポータル)となっていた Yahoo!、Lycos、Excite、Infoseek、そして MSNと言った著名なポータルサイトからユーザを奪っていった。

たった一つの入力欄とボタンから構成された、当時としてもシンプル極まるそのトップページは、一体、このサイトを立ち上げている連中はどうやって食べているんだろうか?と人ごとながら心配にさえなるくらいに質素な作りであった。にも関わらず、「webで探しものをする」=「Googleで検索する」と置換できるほど、我々のネット生活に密接に結びつくようにまでなったのは PageRankと呼ばれる、その Googleの検索技術にある。

PageRankの基本的な概念は非常に単純である。それは「良いページから沢山リンクされているページほど、そのページも良いページである」というものである。これを独自の基準によりスコアリングし、検索結果の順位に反映させることにより、検索者がもっとも望むであろうサイトを導き出すのである。


Googleの登場により、web業界の流れはガラリと変わった。「検索エンジンを制する者は webを制する」 Googleに客を持って行かれることを恐れた多くの著名なポータルが、自社技術の検索エンジンを捨て、Googleに乗り換えた。ポータルの雄、Yahoo!でさえも例外では無かった。

恐れを抱いたのはポータルだけでは無い。そう、Microsoftも彼らの存在を恐れていた。OSやブラウザこそ、Microsoftのソフトウェアはネット利用者のデファクトスタンダードだが、コンテンツサービスである MSN自体の認知度はそれほどでもなく、肝心要のコンテンツコントロールは Googleに牛耳られているといっても過言ではない。

しかし、Microsoftも手をこまねいてみていたわけではない。彼らも彼らなりに検索エンジンの開発に取り組んでいた。しかし、それでも Googleの牙城を突き崩すのが難しかったのだろう。ついには Googleに接近し、その技術を我が物とするため、行動を開始したというのが今回の話である。いずれ、下のようなホームページを拝むことになるのかも知れない。



、、、以外に違和感が無いと思うのは、私だけであろうか?


ところで、Googleで検索することを「ググる」と言う。webの世界では大分認知されてきたこの言葉は Microsoftが Googleを買収し、MS Googleとなった次の日から、「マサグる」と変わるであろうことは、想像に難くない。


[参考]
Google
Google日本語
http://www.google.co.jp/
Google の人気の秘密 / Google日本語
http://www.google.co.jp/ intl/ ja/ why_use.html
Google の秘密 - PageRank 徹底解説 / 馬場 肇
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/ ~baba/ wais/ pagerank.html

ニュース
検索に力を入れるMS――オーバーチュアとの関係に影響? / 2003.4.3 / エンタープライズ / ZDNet
http://www.zdnet.co.jp/ enterprise/ 0304/ 03/ epn17.html
IPOは「近々」ではないが「いずれ」――Google共同創設者 / 2003.8.21 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0308/ 21/ ne00_google.html
動き出したMicrosoftの「検索の野望」 / 2003.6.19 / エンタープライズ / ZDNet
http://www.zdnet.co.jp/ enterprise/ 0306/ 19/ epn14.html
Google、合併の可能性も含めMSと交渉か / 2003.11.1 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0311/ 01/ nebt_12.html
Microsoft、検索機能を改善へ / 2003.11.4 / エンタープライズ / ZDNet
http://www.zdnet.co.jp/ enterprise/ 0311/ 04/ epi02.html


  test me   ↑
このアーティクルへの直リンク November 4th, 2003 - 0:14 ↓


11月3日にテレビ朝日系列で「テスト・ザ・ネイション」なる番組が放送された。これは欧州を中心に世界10ヶ国以上で放映された(そして物議を醸しているとも言われている)人気番組だそうで、自分の "IQ" をテレビの前で計ってしまおうというものらしい。


テスト・ザ・ネイション / テレビ朝日
http://www.tv-asahi.co.jp/ iq/ index2.html
# 放送は 2003年11月3日、20時より。なお、有料で再試(?)も出来る模様。


IQというのは「頭の良さ」みたいな意味合いとして良く耳にする言葉ではあるが、実際に IQを計ったことがある(自分の IQを知っている)という人はそんなに多くないと思う。ちなみに IQ自体は IQテストを行った時の年齢とはあまり関係無く、おおよそ一定の値らしい。つまり、幼少の時に計った IQと、成長してから計った IQには、それほどの違いは無いと言われている。自分も確か、小学校の入学時にIQテストをやらされた記憶があるが、そのIQがいくつだったのかは、当然のことながら覚えていないし、記録も残っていない。
# いや、マヂで。


この番組は「自分の頭の良さ」のようなものを「数値」としてはじき出すということで、だいぶ人気があったようだ。あちこちのサイトでも取り上げられ、そして数多くの方々が、恥ずかしげも無く、己のIQをさらけ出している。

ここでこの番組のことを取り上げるのは、他のサイトと同様、自分も「テスト・ザ・ネイション」により IQが計測されたため、ここでそれを公表し、自分の頭の良さ(悪さ)をひけらかす、、、ためではない。ちょうどこの番組の放映時は所用で出掛けていたため、番組を見ることが出来なかったためである。
# いや、マヂで。

そこで自分の IQが一体いくつっぽいのか、ちょっと統計的な観点から調べてみることにしよう。もし番組を見ていない方は、ぜひこの方法により、自分の IQがいくつっぽいのか調べてみよう。


Lacrime
http://www.lacrime.net/


上記サイト2003年11月3日の日記を見てみると詳細な結果を報告してくれている。ありがたく活用させて頂こう。

さて、当方の場合を見てみることにする


むらたけんの場合
血液型AB型105
都道府県東京106
好きな野球チームアンチ巨人約106
結婚歴未婚104
星座双子座105
男女男子106
※「アンチ巨人」は巨人以外の球団から平均値を算出
※某極限定的業界ではセレブだが、値が低いので除く
※肉体的には巨乳感があるが、値が低いので除く


とりあえず入力すべきデータはこんなものか。それでは平均を出してみよう。IQをさらけ出す以前に、ここまで個人情報をさらけ出すのもどうかと思うが、とりあえず気にしない。


むらたけんの IQっぽい数値
たぶん 105 くらいかも


あくまで「たぶん」なのでお間違えの無いように。ということで、むらたけんは「たぶん普通」の人という認識で、明日からはお願い致します。とどのつまり、「ヘンな人では無いという扱い」で頼みます(謎。

mindware Manic Street Preachers / Motorcycle Emptiness

  we dance in the palm   ↑
このアーティクルへの直リンク November 2nd, 2003 - 22:20 ↓


某万博っぽいものを喧伝するためのサイトが、個人サイト・商用サイトからのリンクを禁止しているということで、Slashdot Japanや blog、商用サイトで問題視され、叩かれている。


リンクについての是非はたびたび色々な場所で議論されるが、歴史的・法的な意味合いでは、いずれも「是」の判定が下されており、おおよその議論は収束している。こういった歴史的・法的な点を理解していない多くの無知なサイトが当初はリンク禁止にするも、散々批判に晒されたあげく、リンク制限を解除する例は枚挙にいとまがない。


webからも閲覧することの出来る某万博っぽいものの収支計算書を見ると、寄付金の額も大きいが(この不景気に、どこからこれだけの寄付が集まってくるのか不思議ではあるが)、国庫補助金や地方公共団体補助金からも相当な額が流れ込んでいる。つまり、この某万博っぽいものは我々の血税の上に成り立っているのである。にも関わらず、我々国民が某万博っぽいものを喧伝するサイトに自由にリンクが張れないというのは、彼らがリンクの歴史的・法的な扱いに無知であるばかりか、誰がスポンサーであるかをまるで理解していないと言わざるを得ない。もちろん、我々が強制的にスポンサーにされているという話は置いといて。

いずれにせよ、この国が助成する某万博っぽいは、国や某万博っぽいものの関係者が描く明るい収支予測とは裏腹に、過去の数々の万博っぽいものやワールドカップやオリンピックと同様、コンコルド錯誤よろしく大赤字の内に閉幕することは、まず間違いない。


さて、今回のこの某万博っぽいサイトのリンク禁止について、数多くのサイトは我先に「リンクしてやる!」「訴えるものなら訴えてみろ!」と言わんばかりにリンクを張りまくっている。こういうのは一種のお祭りだし、ダメだと言われるからこそやってしまうというのは、人の悲しい性なのだろう。ちなみにこの某万博っぽいものに張られているリンクの数だが、Googleで検索してみると、略称と愛称の2種類の呼び方に対し、合計で119,900件ヒットする(2003年11月2日現在)。多分、このヒット数は今後増えてくるに違いない。リンクのされ方としては負のイメージの方向で、だが。


ところで今のこの世の中、方法はどうあれ、あらゆる成果は数で判断される。いわゆる成果主義である。どんなにあくどい手段を使おうが、それがどんなにアンフェアであろうが、数を上げたものの勝ちである。結果が出せないもの=数が上げられないものは、この弱肉強食の世界では単なる肉塊に過ぎない。


某万博の策略に踊らされてはならない。


[将来用のメモ]
2005年に開催される某万博っぽいもののサイトが「個人・商用からのリンク禁止」を掲げ、日本のweb界に波紋を投げかけた。これに反応した個人サイトが(一部商用サイトも)某万博っぽいもののサイトに「無断で」リンクを張り始めた。

[リンク是非の歴史的側面]
リンクに許可はいらない / 五月台のおじんの作るホームページ
http://homepage1.nifty.com/ ojin/ w3link.htm
Links and Law / Tim Berners-Lee / W3C
http://www.w3.org/ DesignIssues/ LinkLaw
Links and Law: Myths / Tim Berners-Lee / W3C
http://www.w3.org/ DesignIssues/ LinkMyths.html
# Tim Berners-Leeは wwwを開発した元CERNの博士で現 W3Cマネージメントディレクター

[リンク是非の法的側面]
無断でリンクを張ることは著作権侵害となるでしょうか。 / 著作権って何? / 社団法人著作権情報センター
http://www.cric.or.jp/ qa/ multimedia/ multi15_qa.html
リンクに許可は不要です / 奥村晴彦 / 松阪大学
http://www.matsusaka-u.ac.jp/ ~okumura/ link.html

mindware Robert Palmer / simply irresistible

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