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#72 / February, 2001

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  for unpatriotic people   ↑
このアーティクルへの直リンク February 14th, 2001 - 6:23 ↓


水産高校の実習船とアメリカの原潜が衝突した事件における森首相の対応が一部の世間を賑わしている。当時、森首相はゴルフをプレー中だったが、事故の一報を聞いた後もプレーを続行していたと言う。


森首相、水産実習船沈没の一報後もゴルフを続行 / きょうの森首相 / asahi.com http://www.asahi.com/ politics/ mori/ speak/ 010211.html


様々なメディアがこの森首相の態度を取り上げ、町ゆく人々の声を拾い上げていた。曰く「首相としての自覚に欠けるんじゃないの?」「またアノ人ですかぁ?」「バカだね、アイツは」「逝ってよし」


コラ!非国民! バカモノは貴様らだ!
我らが国家元首を何と心得ておるのだ!


未だに数多くの人々が理解しようとしない事実がある。それは、人の命などチリ紙一枚程度の価値にも満たないということである。統計学的には 30秒間隔で一人の人間が死んでいると言われる。だが、我々は誰一人として 30秒に一回の割合では鼻をかまない。何故ならチリ紙が勿体ないからだ。自分を軸に物事を考えると、他人の生き死にというのは所詮はその程度の価値に過ぎないのだ。

しかし、森喜朗国家元帥を公然と批判するバカ非国民どもはそういう事実を全く無視し、森首相が抱えていらっしゃる苦労をちっとも理解しようとしない。森様は毎日大変にお忙しい方なのだ。IT革命とかモリメールとかインパク視察とか文化人との料亭での会食とか記者との談話用のウィットに富んだネタ準備とか国会答弁の受け答え練習とか後それとか他にも色々と数え上げたらきりがない。高々、鼻紙9枚分の価値など、森首相の手を煩わせる必要などないのだ。そんなことは下っ端連中の仕事なのだ。

大体において、今回の事件は問題が完璧にすり替えられている。非難されるべきは、9人もの行方不明者を出す事故の一報を受けた後でもゴルフを続けた森様ではなく、国家元帥がオフでゴルフをしている時にノコノコと船や原潜を動かし事故を引き起こした連中なのだ。本来なら、森様はオフを潰された被害者の一人としてカウントすべきなのだ。

そんな我らが国家元首を、この一部のバカ非国民どもは、バカだのアホだのマヌケだの腑抜けだの能なしだのリーダーシップに欠けるだの総理大臣としての自覚が足りないだの顔がデカくて四角いだの悪人面だの脳髄障害者だのと言いたい放題抜かしている。貴様らにつべこべ言われる筋合いは一切無い。彼を過小評価しているこのバカどもに教えて差し上げるが、彼は実に多彩な能力を持つ人物なのだ。小学校に入学出来るだけの数学力とゴルフのスコアを計算する分析力、日本語を解すだけの理解力、クリントン前大統領の時に見せた素晴らしい語学力、のらりくらりと自分の責任をはぐらかす危機回避能力、子供を設けるだけの繁殖力...こういった様々な能力を兼ね備えたオールマイティーな総理大臣、漢・森喜朗。そんな人物が我々の住まう島国の頂点に立っていることを、国民は誇りに思わなければならないのだ。確かに、世間の常識や記者の質問に対する回答に我々が疑問を抱く時もある。しかし、その発言の真意は非常に奥深く、凡人に理解出来ないのはある意味で仕方のないことなのだ。バカな我々がそのお言葉を理解しようということ自体がおこがましい行為であり、愚の骨頂なのだ。

森首相が選ばれたのは国民の信任があったからに他ならない。我らが国家元首のお言葉に従い、家でグータラ寝過ごし「漢・森」に信任投票を行ったからこそ、我らが森首相は国家元首を続投されておられるのだ。この事実が示すとおり、多くの国民は森首相を支持しており、冒頭のようなメディアによる情報操作は由々しき問題であると言わざるを得ない。


最後にいつものように「男・森喜朗」の座右の銘で締めくくりたい。


人生はまさにラグビーボールのようなもの。
楕円球はどこに転がるかわからない。

森喜朗


[参考]
きょうの森首相 / asahi.com
http://www.asahi.com/ politics/ mori/ today/

mindwareUtada Hikaru the best

  The Pied Whistler of Hameln   ↑
このアーティクルへの直リンク February 6th, 2001 - 22:40 ↓


Microsoftが Whistler(Windows2000の次版のコードネーム)の名称を Windows XPとすると正式発表した。また同時に Office 10を Office XPと命名すると言う。

この情報がリークされた当初、"XP" という謎の言葉の意味を巡って、ニュースサイトがいくつかの仮説を立てていたが、この正式発表で遂にその意味が明らかになった訳である。それが、


eXtra Payment (余計な支払)


である。

Microsoftの全製品には必ず EULA という文書が付帯される。これは End User License Agreement(製品の使用許諾)と言って、「この製品を使ってもいいですよ」という契約書である。こういうと不思議かも知れないが、実はこの世の中に誰一人として、Windows を買った人間は存在しない。「Windowsを使っても良い」という「ライセンス」を購入しているだけであって、Windowsそのものはあくまで Microsoftの所有物なのだ。事実、この契約書にはこう書かれている。


本ソフトウェア製品は許諾されるもので、販売されるものではありません。


Microsoftは以前から自社製品の「売り切り型のビジネス」に疑問を抱いていた。「我々はライセンスを売っているのであって、製品を売っている訳ではない」「ライセンスには必ず更新が必要だ。それは製品がバージョンアップしようがしまいが関係ない」。そこで考案されたのが .NET である。つまり、ネット上でアプリケーションをレンタルするという金儲けの手段である。Windows XPと Office XPこそ、それを具現化する始まりなのである。ちなみに、以降のバージョンは次のように決まったと一部で報じられている。

EP: Enhanced Payment (増大する支払)
MP: Maximum Payment (最大級の支払)
PP: Permanent Payment (永久的な支払)


Whistler(ホイッスラー:笛を吹く人)というコードネームが「ハーメルンの笛吹き男」から取られていることは意外と知られていない。金を払わない者に待っているもの。それは「死」である。


[参考]

.NETとかライセンスの話
.net @ japan / 2000.9.7 / what's talking about?
w200009.htm#20000907
.NET構想の日本における由々しき問題
i don't care / 1999.1.13 / what's talking about?
w199901.htm#19990113B
Windowsの安さの理由と Windows免許制度の話
a land tax / 1998.11.20 / what's talking about?
w199811.htm#19981120
年間ライセンスでユーザから搾取する事を2年以上も前から考えていたM$

Windows XP + Office XP
Microsoft Announces Windows XP and Office XP / Microsoft
http://www.microsoft.com/ presspass/ press/ 2001/ Feb01/ 02-05NamingPR.asp
Microsoftの正式発表のプレスリリース

Windowsソフトウェアが名前を変えて登場? / 2001.2.2 / TECH NEWS / C|NET Japan
http://japan.cnet.com/ News/ 2001/ Item/ 010203-2.html
Windows/Officeの製品名に「XP」が付く / 2001.2.5 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0102/ 05/ e_xp.html
この記事は C|NETと ZDNetがくっついた混乱の象徴だ(笑)。ZDの(元?)アンカー、Mary Jo Foleyが執筆したものを両ニュースサイトが掲載している。訳文が微妙に違うのが何とも言えず○。

「体験」を売り込むMicrosoftの新製品名 / 2001.2.6 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0102/ 06/ e_xp.html
XP? 名前だけでなく真の「体験」を / 2001.2.6 / ZDNN
http://www.zdnet.co.jp/ news/ 0102/ 06/ e_coursey.html

ハーメルンの笛吹き男
ハーメルンの笛吹き男 / 楽しい世界史 / やっぴらんど
http://www.infoaomori.ne.jp/ ~yappi/ w.history/ 500chusei/ 506chusei6.html
ハーメルンの笛吹き男 / CHAPTER 5 / DISCOVERY 5 / MASTER KEATON'S Web Site
http://www1.sphere.ne.jp/ rthunder/ master/ discovery1stb/ xday1284.htm
The Pied Piper of Hameln
http://www.pitt.edu/ ~dash/ hameln.html
Pied Piper of Hameln
http://www.uottawa.ca/ academic/ arts/ lang-mod/ German/ equiz/ hameln.html
「笛吹き男」は正確には Piper もちろん Whistlerではないよ(^^;

mindware倉木麻衣 / delicious way

  do you understand your true problem?   ↑
このアーティクルへの直リンク February 4th, 2001 - 17:00 ↓


Appleは昔から Windowsに対して異議を唱えてきた。それら全ては非常に単純明確なメッセージに換言できる。「マネするな」


Aqua風のWindowsスキン,画像に異議を唱えるApple / MacWIRE / ZDNet
http://www.zdnet.co.jp/ macwire/ 0102/ 03/ n_skin.html


もはや知っている人の方が少ないのかも知れないが、実は Macintosh自体もパクリの産物である。Steve Jobs が Xerox PARCで伝説のマシン Altoを見なければ、Macintoshは決して生まれなかった。Alto、そして NLSこそ、現代の全てのデスクトップ・インターフェースの元祖であり、Douglas Engelbartこそグラフィカル・ユーザ・インターフェースの父なのである。

Xeroxは会社の方針として Appleを訴えず、あくまで「コピー機の会社」というスタンスを貫いた。彼らはインターフェースで儲けることは考えなかった。が、Appleは違った。Macintoshと Windowsのルック・アンド・フィール(見た目と操作性)の相似性を根拠に Microsoftを訴え、「マネするな」というメッセージを世間に発した。それは親の財産に執着する、子供達の醜い相続権争いにも似ていた。しかし、Appleは裁判で敗訴し、現在の Windowsの反映が約束された。それは庶民へのデスクトップの解放でもあった。


マネする方が悪い。そう、その通り。しかし、問題はそんな低次元な話ではない。

ルック・アンド・フィールの裁判で負けた Appleは、戦場の舞台を OS自体の機能向上に移した。この転換自体は非常に素晴らしかった。そして確かに一時期、Appleは実に優れた製品やアイデアを排出し続けた。しかし、「Windowsは5年も遅れている」と考え続ける自らの傲慢さに蹴躓いた。いつの間にやら Macintoshの優位性は薄らぎ、Windowsの支配は決定的なものとなってしまった。

先日の MACWORLD Expo/San Fransiscoで、Steve Jobsは恒例の「あと、もう一つ」を取り出した。"Sex + Power"というキーワードと共に登場した「それ」はチタンボディーという高価な衣をまとった「単なるノートPC」であった。まさに、これが今の Appleの抱えている問題を的確に象徴している。


Appleが抱えている問題、それは「もはや Appleは見た目でしか勝負できない」という同社の競争優位性の低さなのである。


[参考]

apple confidential / what's talking about?
w200009.htm #20000906
additional leak - apple confidential II / what's talking about?
w200009.htm #20000909
見た目で勝負するならここまでやって欲しい(笑)。

Expo/SF 2001:基調講演フォトレポート by 荻窪圭:JobsとPowerBook G4 チタンである / Mac WIRE / ZDNet
http://www.zdnet.co.jp/ macwire/ 0101/ 10/ n_ogiphoto4.html
"one more"

Douglas Engelbart
http://www.cc.gatech.edu/ classes/ cs6751_97_fall/ projects/ ms-squared/ engelbart.html
http://www.pcd-innovations.com/ douglas_engelbart.htm
http://jefferson.village.virginia.edu/ elab/ hfl0035.html
http://www.ruku.com/ englebart.html
http://www.thocp.net/ biographies/ engelbart_douglas.html
http://www2.kenyon.edu/ people/ adamsal/ links/ engelbartlnks.htm
今のコンピュータの「これは!」と思いつくほとんどの物を考えたスゴイお方。

1972: Xerox Parc and the Alto / CNN.com
http://www.cnn.com/ TECH/ computing/ 9907/ 08/ 1972.idg/
後ろから数えて3つめのパラグラフに注目

THE DEMO
http://sloan.stanford.edu/ MouseSite/ 1968Demo.html
1968年に行われた Douglas Engelbartの考案した NLS(oN Line System)の伝説的なデモンストレーション

mindwareDDR 2nd + 3rd MIX soundtracks

  plz come to my new site   ↑
このアーティクルへの直リンク February 4th, 2001 - 17:00 ↓


えーと。

ソッチ系のサイトを立ち上げたりなんぞしたりして。


synkronized
http://www.asahi-net.or.jp/ ~yy2k-mrt/ games/


ほとんど PC洋ゲーの専門サイトみたいなもんです。お暇なら是非。

  respawn   ↑
このアーティクルへの直リンク February 4th, 2001 - 17:00 ↓


えーと。

死んでお詫び申し上げた方がよろしいでございましょうか(-_-;。

mindwareRocket Arena 3 Soundtrack
(for Quake III Arena)

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