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OpenSources |
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August 20th ,1999 - 2:42 |
GNUプロジェクトを起こし、emacsと gccを開発し、FSF(Free Software Foundation)を催すハッカー界の聖人、RMSことリチャード・ストールマン。
WWWご用達、Apacheの開発コアメンバーにしてDJもこなす奇才、ブライアン・ベーレンドルフ。
ニュースリーダー rnの開発者、そしてコンピュータ言語界の異端児にして WWW世界の標準語 Perlの開発者でもあるラリー・ウォール。
ハッカー界の文化人類学者、「伽藍とバザール」の著者で、マイクロソフトの腹黒い陰謀を世に知らしめた「ハロウィーン文章」の告発者、ESRことエリック・S・レイモンド。
そして今をときめくUNIXライクなフリーOS - Linuxの開発者、リーナス・トーバルズ...。
現在の一大ムーブメントを作り出した彼らの生の声、生の文章でまとめられたオライリーの出版物、「オープンソースソフトウェア」が秀逸だ。
上記メンバーの紹介は私的な偏りあるが(^_^;、他にも(ビジネスサイドとして)Red Hatのボブ・ヤング、O'REILLYのティム・オライリー、Netscapeのジム・ハーマリーなどの手による、現在のこのムーブメントの商業的な側面に関する論考も非常に興味深い。
倉骨彰氏による翻訳は、山形浩生氏から「まったぁ!」の声がかかっているけど、それでもこれだけのモノが日本語で読めるのは、やはり貴重だ。 業界人は必読!
Chris DiBona, Sam Ockman & Mark Stone (edt), "OPENSOURCES - Voice of the Open Source Revolution", O'REILLY, 1999.
クリス・ディボナ、サム・オックマン、マーク・ストーン編著、倉骨彰訳「オープンソースソフトウェア -彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか」オライリー・ジャパン, 1999 (ISBN4-900900-95-8)
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