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revenge of moles |
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April 6th ,1999 - 2:28 |
恐れていたことが遂に? 話題のゲームソフトが原因でバット殴打殺人事件が発生
事件が発生したのは 28日午前1時過ぎ。呼び鈴が鳴ったため、ドアを開けて応対した村田券さん(16歳)は、金属バットを持って突然襲いかかってきた村田圏容疑者(32歳)に頭を数回殴られた。その後、圏容疑者は室内にいる券さんの友人にも次々と襲いかかり、辛うじて窓から逃げ出した友人が 110番通報。圏容疑者は駆けつけた警官に現行犯逮捕された。この事件で券さん含む3人が病院に到着後まもなく死亡、1人が意識不明の重体。
調べに対し圏容疑者は、上からの騒音に我慢できなくなりカッとしてやったと犯行を自供している。
亡くなった券さんたちはゲーム専用機「プレイステーション」の人気ゲームソフト、「ダンスダンスレボリューション」を遊んでいたという。「ダンスダンスレボリューション」はゲームメーカー、コナミの人気ソフトで、床に敷かれたマットの上で飛び跳ねて遊ぶ話題のゲーム。しかし、最近、このゲームソフトが原因で階下の住民とトラブルが頻発するという問題が世間を賑わしており、死者を出す事件になったのは今回が初めて。「深夜はゲームをしないで欲しい」とコナミがテレビコマーシャルを流し始めた矢先の出来事であった。
ということで、遅らせばながら DDR。DDRとは「ドンツク・ドンタク・レッツらホイ」の略で、足袋型コントローラを履いて画面に合わせて上手に踊るという奇想天外な最新舞踊ゲーム。4月10日にはPS版も登場し、新たに下駄型コントローラも登場。著者は両方のコントローラの予約済みで、これで夏に行われる湘南の盆踊り大会の準備は万全であると睨んでいる。
ではなくて、
いや、今更ながらに DDR - 「ダンスダンスレボリューション」にハマる。知らない人は今すぐゲーセンへダッシュ。飛び跳ねて踊っている連中がやっているのが、それだ。
最初、圧倒的に上回っていた恥ずかしいというパラメータは、ゲームの面白さも手伝って、いつの間にやら掻き捨て状態へパラダイム・シフト。今のところ一人でプレーする勇気はないが、オメーには負けんというパラメータが上昇するに連れ、一人で隠れてコソコソとプレーし、次に一緒にプレーする時には「前にお前とプレーして以来、ゲーセンには一度も来てないよ」と白々しくポリグラフが激しく振動する行為をするんだろう。「いやぁ、昨日は寝ちゃってテスト勉強どころじゃ無かったよ」といって目の下にクマを作る青春時代のアレが、今も代わらぬ伝統として脈々と息づいているってヤツですか。実に清々しい。
ところで、冒頭に挙げたニュースはもちろんフィクションだが、これも「今のところ」という冠詞が付く。殺人とまでは行かないまでも、多分、これが原因の事件って遅かれ早かれ起きるような気がする。古くはウォークマンのシャカシャカ音から最近の携帯電話の着メロの喧しさまで、隣人を気遣わない連中が増えたことと、それに対して我慢の限界が来るまで黙っている連中が増えたおかげで、ワイドショーが潤ってしまうような世の中。そんな連中を喜ばせないためにも、とりあえず一言「ウルセーぞっ!」って怒鳴り合って互いが互いを牽制出来るような近所づきあいも大事かも。
ところで、DDRがPSで登場したら、まずみんなが真っ先にやることって言えば、間違いなく足じゃなくて手で叩くってヤツだよね。そして、そこでみんな気づくんだよ。
これって、モグラたたきじゃん
って、ね。
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