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Serious Sam Public Test2 + Patch2.1a
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■ February 5th 2001 - 18:13
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最近、FPSのルールがどんどんと複雑怪奇化してきている。Project IGI は "Think" しないと "Shoot" 出来ない。Unreal Tournament はデフォルトでルールが4つもある。数千人規模でバトルする PlanetSideは政治でもないのに派閥があるらしい。Thiefは主人公が弱っちくて常に隠れて行動しなければならない。Red Factionは地形効果を考えてぶっ放す必要がある。スピード偏執狂、John Carmackが生み出した Quake III Arenaですら敵の動きは複雑も怪奇で弾を当てるのも一苦労。
確かにこれは FPSの正当な進化なのかも知れない。が、しかし。 何か違う。そう、何かが...。
純粋な恐怖が生成するアドレナリンに身を任せて、思う存分に引き金を引きたいのだ。射出後の反動とマガジン内の弾の移動が織りなす振動で、肉体を司る全神経を打ち震えさせたいのだ。発砲時に噴出する薬莢と共に降り注がれる火柱で、身を焦がしたいのだ。
もっと...、そう、オレはもっと殺戮りたいのだ!
そんなオレの欲求を満たしてくれるゲーム、それが Serious Sam だ。このゲームは確かにボタンを押したり、アイテムを取ったりするという複雑な側面もある。しかし、そんな謎はオマケに過ぎない。
このゲームに必要なもの。それは引きちぎれるほどに無遠慮に引き金を引ける為の図太い指。良心の呵責に苛まされない鈍い神経。後のために弾薬を温存するようなマヌケな真似をせずに、己の欲求だけにしたがってザラメのように弾薬をバラまける勇気。肉片を纏い血を飲むことを厭わずに、屍の数を指折り数えるのに必要な知能。それだけだ。
安心して欲しい。このゲームには目玉が飛び出るほどの蠢く肉と、この惑星を数千回灰にする核弾頭の数と同じだけの弾丸が用意されている。後は自分の脳髄の中に隠されているスイッチを切り替えるだけだ。他には何も必要ない。
さぁ、ゲームのはじまりです...。
# 何故か海外のニュースサイトが軒並みこのソフトのプレビューを掲載している。やはり、彼らもこういうゲームを待ち望んでいたようだ。狩猟肉食人種なら当然だろう。
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style: FPS (serial killer) |
developer: Croteam |
demo: 3D Files (71.8MB + patches) |
publisher: On Deck Interactive |
official site: Serious Sam |
fan site: 1 |