むらたけん online


issue #47 / september 26, 1997

Micro$oft vs. 米司法省 緊急リンク集
97.11.2 - 18:47 - release 2




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 祝!
1997年9月26日
MacOS8発売記念
(^_^)



MacOS8 package


ことで、MacOS8がめでたく(?)発売された(^_^)v。発売日前日(9/25)、アキバとか新宿とか回ってみたら、やはり Windows95の時みたいに午前0時発売開始!などと触れ込みの店が何店かあったけど、アレ、人、来たんだろうか? そいえばニュースをチェックしようと思って、すっかり忘れてたけど Windows95みたいにニュースでも取り上げられたんだろうか? 何も知らんバカなテレビとか新聞が「Windows95とは打って変わって静かな門出」みたいな感じで、騒ぎ立てる(?)んだろうな、全く(逆に全然取り上げられてなかったら、それはそれで悲しいが...)。そいえば、MAC館は朝8時からの販売開始で先着888人にプレゼントあげます!と、ちゃんと「8」にこだわってたぞ、ウン。

あー、ちなみに前日にアキバとか新宿を回ったのはフライングを探しに行ったから(^_^;。結局、アキバ・新宿にはフライングは発見できず、新宿午前0時ソフマップ遠征隊に入隊する予定だったのだが、灯台下暗し・地元のショップで、まぁ、そのぉ、なんだぁ、というわけだ(^_^;。ショップのオヤジの言った「他の店に見つかるとうるさいので隠してくれ」「ネットに店名は載せないように」「レジで打つと POSに載るのでレシートは渡せない」といった条件に2つ返事でうなずき、とりあえずコソコソとウチに帰るあちき。なんか悪いことをしてる気分だけと、とりあえずウキウキ。高校1年の時にバイト先の大学生に飲みに連れて行かれた気分。
というわけで、前日(9/25)の 10時頃にはとりあえずのインストールは終了し、適当に遊んでみた。


、個人的には狂想曲の期待の方が大きいので、特に 8を導入すること自体に楽しみはない。Windows95が OSR2や Memphisに変わる程度、といえば分かるだろうか。あちこち歩き回ってでも −誰よりも早く− 入手したい理由なんて一つしかない。要は自慢したい、コレだけなのだ(^_^;。この文章は自宅で書いている(9/26 - 1:05am)が、明日(9/26)の朝の行動は全て計算済み。あー、パッケージを抱えてそこらじゅうを回っているあちきの姿が目に浮かぶ。 実際のところ、8は 7と比べて特に大きく変わったという感覚がない。macは fwや swで幾らでも機能が拡張されるので、そういうのが一部使えなくなることのほうが痛かったりする。Windowsは基本的にどれも同じだが、macは徹底的に自分用にカスタマイズすると、他の人が触れない macが出来上がる。BBSなんかのオフ会で他の人の macを触ると、もうマニアだらけなんで徹底的にカスタマイズされてるから、同じ macなのに使い方が全然分からない(^_^;ちょっと大袈裟だが。

7から変わったという点ではアップルメニューの構成やコンテキストメニュー、ポップアップウインドウ(タスクバーの代わり?)、おまけにメール(受信トレイの代わり?)や WWWブラウザ(インターネットの代わり?)までもが、徹底的に Windows95ライクになったような気がするということだ、キモチ悪いくらいに(-_-)。


ういう意味で思い出されるのは 6から 7への移行の時のことだ。あん時は凄く感動したもんだ。と言っても、当時の状況は、今の他国語化環境が整備された状況とはまるで違っていた。なので System7(英語版)から漢字Talk7(日本語版)までに凄く時間が掛かったのだ(確か1年以上)。だから、ネットの連中は英語版の System7に日本語パッチ − 今では伝説と化しているフリーウェア、GomTalk7 - を当てて使っていた。System7は、今ではとても信じられんが、何とネットでバラまかれていた。だから、これをダウンロードして、GomTalk7を当てれば、タダで(通信費用だけで)最新の OSが手に入ったのだ。機能的にも、6から 7へは目に見えてパワーアップしたので、興奮もひとしおだった。とにかく、インストールした日は楽しくて楽しくて仕方なくて一睡も出来なかった。発見の楽しさというか、環境構築の楽しさというか、そんな興奮が体中を満たして、眠りたくても眠れないのだ。あんな興奮はもう二度と味わえないのだろうか。。。

そうそう、System7から漢字Talk7といった他国語化に時間が掛かることを教訓とした Appleはその後、System7を OSレベルでマルチリンガルな OSへと化かす。WorldScriptIIというコアモジュールがそれで、このモジュールを介して他国語の環境が構築される。だから、英語版の OSに日本語のモジュール(Japanese Language Kit - JLK)を文字どおり足すだけで、英語版 OSの上で日本語が使えるようになる。もちろん、他国語モジュールはいくつも足すことが出来るので、同時に中国語やフランス語、ドイツ語なんかも使えるようになる。macがマルチリンガルOSと呼ばれる所以だ。コアな方々の中には、メニューが英語の方がかっちょいいという理由により、(日本語版があるにも関わらず)わざわざ英語版 OSに JLKをかぶせて使う人もいる(英語版の方が多少速いという現実もあるが)。もっとも、メニューの文字列自体も ResEdit(レスエディット;リソースエディター)を使えばホイホイと変えられちゃうので、日本語のメニューを英語に書き直せば、日本語版 OSでも英語メニューが実現できる。つまり、元々英語なものを日本語化したものを、さらに英語に戻すという、端から見るとマヌケな作業が行われているのだ(^_^;。

もう一つ。今は英語版だろうが日本語版だろうが、全部 MacOSと呼ばれるが、ちょっと前までは日本語版は「漢字Talk」と呼ばれていた。じゃあ他は? そう、例えば中国語版 MacOSは「中文Talk」というのだ。韓国語版だと「ハングルTalk」、確か中東版は「アラビック(アラビアン?)Talk」とか呼んだっけな?(OSレベルで文字がちゃんと右から左に流れる!) これを見習うなら日本語版は「漢字Talk」ではなくて、さしずめ「日文Talk」なんじゃない?と、当時はよく陰で囁かれていた。そういえば、「おにぎり」といって反応する人は何人くらいいるのだろうか?


、話はかなり脱線したが、元に戻ると、そういう訳で自慢が終わっちゃえば、しばらくは環境の再構築やバックアップなんかで面倒な時間が流れるんだろうなぁ、という憂鬱さの方が大きかったりする今回の MacOS8でした(^_^;。





どうでもいいけど、こういうモノが週末に販売されるというのは、やはりユーザーの睡眠時間を気遣ってのことなのだろうか?



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