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むらたけん online

みなさま、アミーゴ!

、、、でなくて、アミーガ - AMIGAというコンピュータをご存知でしょうか? モトローラの 680x0を中心に、まわりをカスタムチップで固めた非常に高機能かつ低価格な PCでした。主にヨーロッパの方で人気の高かった PCなんですが、製造元であるコモドール社がつぶれてしまったため、現在は他社に渡り、その会社も資金繰りが悪化したため、そろそろ手放すのではないかといわれている、曰く付きの PCです。

これに始めて出会ったのは、

たしか 94年の夏。地元の BBS(パソ通)のオフミ(オフライン・ミーティング:会ってワイワイやる)で、みんなで macを持ちよってネットワークを繋げてゲームをしようという、ただそれだけの企画が開催されることになりました。あちきは当時ミドルレンジでブイブイ言わせていた Macintosh IIciを抱えて参加。周りは SE/30改や siばかりだったので、当時はかなり自慢できました(笑)。 開催地は江ノ島。こんな健康的(?)な場所で、しかも夏の真っ只中に、海辺には健康的(?)な方々がたむろする中、某大学施設にて、非常に不健康な催し物が、昼間っから、アルコールの匂いと共に開催されたことは、今考えれば、ただただ不気味。でも、当時は総勢6台の macがズラリとならんで、一つにつながるさまに感動していて、そんなことを考えている余裕は全くありませんでした。

しばらくして、

そこに一人の「つわもの」が現れたのです。その「つわもの」は BBSの常連で、他のオフミにも良く顔を出していました。今回のオフミにも顔を出すといっていたのですが、当の人物は macを持っていませんでした。macユーザーでない人物を macの世界に引き込むというのも今回のオフミの目的であったので、いっちょう引き込んでやるかとばかり、彼の参加を認めました。ところが、その「つわもの」が、我々を恐怖 - 狂気のどん底に叩き込むことになろうとは、この時点では誰も想像すら出来ませんでした。 その「つわもの」は、「macの集い」だというのに、全く違う種類の PCを抱えてやってきました。それは、それまで我々が名前や評判はしょっちゅう聞くが見たことも触ったことも無い幻の PCでした。その PCの見てくれは、良くいえば AppleIIを、悪くいえば武田鉄也が CMをしていたパピコンこと PC-6001(mkII)を思い起こさせました。周りには、まだ Frog社がデザインしていた頃の、洗練された姿の macがズラリと肩をならべていたため、その PCはただただ異端でしかありません。しかし、我々 macユーザーたちは、今日、何のためにここに集まったのかを忘れるほど、否、本来の目的は実はこの PCに出会うためであったのだと思わんばかりに、この PCに夢中になったのです。その PCこそ、かの AMIGAだったのです。。。(つづく




issue #39 / January 29, 1997




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