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しばらく
ぶりでした。みなさま、この立て続けの連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。あちきはのんびりグダグダ暮らしていましたが、今日はそんな平和な休日に起こった、とあるエピソードをお話しましょう。
最近、
カレーを食べた後の食器を洗う回数が多いです。この2週間で3回ほどは洗ったでしょうか。知らぬ間に両親が旅行に行ってしまい、目の前にはカレーが用意されていたからです。自分は何分、料理をとんとしない人なので(ラーメン、スパゲッティー除く)、カレーがいったいどうやって作られるのか、材料は何なのかといったことをぜんぜん知りません。カレーの食器を洗っていて思うのは、「カレーってこんなに脂っこかったっけ?」ということです。食べている最中は、それほど気にならないのですが、洗ってみて初めて分かるこのしつこい脂っこさは、ショウガ炒めの後の皿にも負けるとも劣らないパワーを秘めています。
カレーの
食器を洗う前に、被害が及ばぬよう他の食器を先に片付け、それからやっとカレーの食器に取り掛かります。これは結構重要な点です。一度、洗ってみれば分かりますが、カレーのパワーは他に莫大な影響を及ぼすのです。話しは脱線しますが、食器を洗う自分のセオリーは、「まずコップから」というものです。ガラスのコップなんかだと汚れが目立ちやすいので、一番風呂ならぬ一番洗剤(?)で洗うのがベターだと踏んでおります。すすぐ場合もやはり最初。ピカピカのグラスで飲むロックは最高。
さて、
カレーの食器を洗うのは一苦労です。まず、皿にこびりついたカレーを水で荒い流し、目に見えなくなる程度まで手で落としたら、ここでやっとスポンジと洗剤の登場です。ここで肝心なことは、洗剤は多めにつけ、できたら香りのきついものを選ぶということです。カレーは香辛料のオーケストラといわれますが、なるほど普通に洗ったのでは匂いがなかなか落ちません。長いこと食した経験からいっても、カレーは油を使う料理のような気がしないのですが、何せヌルヌルする(しかも水で洗っても取れない)のでこのヌメリが取れるのを注意深く観察しながら洗わねばなりません。
さて、
食器が片付いたら最後の難関に取り掛からねばなりません。鍋です。カレーを作った鍋は洗い物の中でも一、二を争う強敵です。これが一番厄介なのは、底にこびりついたコゲです。おいしいカレーはコトコトと長時間で煮込むそうですが、この代償がこの忌々しいコゲであることは明白です。頑固なまでの落ちにくさ。「スパイスが奏でるハーモニー」の副作用である強烈な匂い。まるで蜘蛛の巣に囚われてしまったかのような野菜や肉塊たち。これらがシナジー効果を伴って、私の前に立ちはだかります。...強い。
そこで
私は最終兵器をもって、この強敵を迎え撃ちます。カネノコタワシです。これはコゲを一網打尽にする強力な味方ですが、気を付けないと鍋に傷をつけかねない、諸刃の刃でもあります。もちろん、コゲに絡み付いた残骸を先に抹殺しないと、カネノコにも絡み付き、ミイラ取りがミイラになってしまう可能性すらありえます。しかし、果敢に挑むことによって、私の勇気を証明するまたとない絶好の機会でもあります。この弱肉強食の戦いの火蓋は、いま切って落とされたのです...。
勝利、
それは勝者だけが味合うことのできる美酒。困難に打ち勝ち、高らかに腕を挙げるときに感動は訪れる。老兵は死なず、ただ去りゆくのみ。
今日のマーフィーの法則
「目くらまし仕事の法則」
とりあえず仕事を上げておけば、
せっつかれない。
issue #32 / September 25, 1996
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